MASARU SUZUKI POP UP
秋雨の風景にまるで花が咲いたように
2020年09月12日

テキスタイルデザイナー
鈴木マサルの傘 10周年
テキスタイルデザイナー 鈴木マサルさんによるブランド「OTTAIPNU UMBRELLA & PARASOL COLLECTION」。新作発表に合わせ、毎年開催してきた「鈴木マサルの傘展」10周年のイベントを、9月16日(水)より、Artek Tokyo StoreとArtek Webstoreにて開催します。絶妙な色使いと大胆な構図がもたらす、ユーモア溢れる不思議で楽しい鈴木マサルさんの世界を、Artek Tokyo Storeの店頭とオンラインより日本中に広くお届けします。
鈴木マサルの傘 10周年
会期:2020年9月16日(水) - 10月19日(月)
会場:Artek Tokyo Store / Artek Webstore 同時開催
主催:有限会社ウンピアット / Artek Tokyo Store
売れ筋に惑わされないこと
トレンドの誘惑に負けないこと
自分でも売る努力を怠らないこと
鈴木 マサル
多摩美術大学染織デザイン科卒業後、粟辻博デザイン室に勤務。1995 年に独立し、2002 年有限会社ウンピアット設立。2005 年からファブリックブランドOTTAIPNU を主催。色鮮やかなハンドプリントによるファブリックを中心に、タオルやバスマット、ハンカチ、傘など、生地本来が持つ魅力にあふれたコレクションを展開しています。自身のブランド以外にも、マリメッコ、カンペール、ユニクロなど、国内外の様々なブランドからテキスタイルプロダクトを発表。また、テキスタイル以外にも、様々なプロジェクトに参画し、ファニチャーや建築空間など様々なシーンに向け、パターンデザインや自身のテキスタイルを軸にしたデザインを提供しています。
どんな企画でも10年間継続したいといつも考えています。10年間続いたらそのデザインが、それだけの時間に耐えられた意味や価値があるように思うからです。売れ筋に惑わされない事、トレンドの誘惑に負けない事、自分でも売る努力を怠らない事。こんな事を呪文のように唱えながら作っていたらあっという間にOTTAIPNU の傘はスタートして10年が経過しました。関わってくれた全ての人たちに私の全身全霊全てで感謝申し上げます。ー 鈴木マサル
フィンランドのテキスタイルへの憧れ
カラフルでユーモア溢れる特別アイテム
Artek Tokyo with Masaru Suzuki
フィンランドのテキスタイルに影響を受け、憧れ、関わっていく過程で当然のように家具や食器をはじめとする北欧のライフスタイルにも触れ、大きな影響を受けてきたという鈴木マサルさん。アルテックもその一つでした。実際、鈴木さんは、過去の展覧会でもアルテックの家具を度々使用し、自身のテキスタイルと絡めて展示してきました。今回、アルテックを象徴する存在である「スツール 60」や「115 傘立て」との鈴木マサルさんのコラボレーションが実現しました。
アルヴァ・アアルトが1933 年にデザインしたスツール60は、フィンランドバーチ材を直角に曲げる技術「L - レッグ」を応用したシリーズのひとつであり、アルテックを象徴する製品です。また1936 年にデザインされた115傘立ては、同じくアルヴァ・アアルトが開発した曲げ木の技術である「ラメラ曲木」を用いたループ型のエレメントを応用して形作られています。どちらも美しく経年変化を遂げる自然素材を用い、あらゆる環境に馴染むシンプルで普遍的なデザインです。「Artek Tokyo with Masaru Suzuki」のスツール60は既存のカラーバリエーションより、鈴木さんが4色の座面を選び、バーチ材のナチュラルな脚に大胆で鮮やかなカラーを施し40脚限定で発売。傘立ては3色展開の受注生産にて販売します。
Artek Tokyo with Masaru Suzuki
スツール 60 全4色・40脚限定 ¥43,000円(税抜)
115 傘立て 全3色・受注生産 ¥78,000円(税抜)
傘に施される
ユニークな動物の模様
デザインに宿る伝達力
「鈴木マサルの傘 10周年」では、鈴木マサルさんによる雨傘の2020年の新作4柄を中心に過去のコレクションも展開します。傘はそれぞれ3色展開、長傘と折傘のバリエーションがあり、店頭とオンラインを明るく楽しく彩ります。ここでは2020年の新作をご紹介します。
ブランドの特徴にもなっている動物柄。今回の傘も様々な生き物がモチーフとして描かれていますが、「今回は馬を描こう」と思って描くのではなく、「傘の形にこう言う色面、形が入ってほしい」と言う発想からスタートしています。多分、モチーフや絵を描くと言うよりは「模様」と言う意識が強いのだと思います。模様になる事でデザインに伝達力や展開力が生まれ、人の気持ちや生活に入り込んでいくのではないかと思っているのです。ー 鈴木マサル
ten panther
ヒョウ柄は一般にあるイメージが定着していて扱いが難しいモチーフだと思っています。でもヒョウの柄が文字になっていたら素敵ではないか?そういえば今年は傘を始めて10年の周年だったな、と。


kamaboko bambi
スキップするような感じにしようと思って描いたのがこちら。リズミカルな形がまるでカマボコの断面のように愛らしい。
barcode pony
ポニーにこんな縞模様はないと思うのですが、何となく入っちゃいました。その縞模様がバーコードみたいに見えて。
鈴木マサル デザイン
フィンランドのテキスタイルメーカー
ラプアンカンクリのタオルシリーズ


「鈴木マサルの傘 10周年」では、傘の新作を軸に、アルテックと同じくフィンランドのテキスタイルメーカー「ラプアンカンクリ」の鈴木マサルさんデザインのタオルや、鈴木マサルさんのオリジナルテキスタイル、ライフスタイルアイテムを店頭とオンラインで同時に幅広く展開。Artek Tokyo Storeの店頭では、鈴木マサルさんが手掛けた一点ものの陶器のオブジェをご覧いただけます。
雨降りの風景
目が覚めるような色や柄が
まるで花が咲いたように
10年も続けていると雨の日に時々、街でOTTAIPNU の傘を見かける事があります。雨降りのどんよりとした風景の中に目が覚めるような色や柄が、まるで花が咲いたようにそこにある事に「良いなあ」と思うのです。使っている人も心なしか嬉しそうに見えます。気のせいかな。でも自分自身が花になった気持ちになってくれていたらとても嬉しい。街の中にポツポツと花が咲いているような風景を見たくて、私は傘を作っているのかもしれません。 ー 鈴木マサル
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