「アトリエ チェア」は、2018年、ストックホルムを拠点とするTAF Studioによりストックホルムの国立美術館に新設されたレストランのためにデザインされました。その名は、レストランのダイニングホールのコンセプトが、アーティストのアトリエであったことに由来しています。
アトリエチェアのフォルムは、アルヴァ・アアルトが1929年にデザインした「611 チェア」に着想を得たと言われる、スウェーデンを代表する建築家のスヴェン・マルケリウスによる「オーケストラ チェア」へのオマージュであると、TAF Studioのガブリエラ・レンカとマティアス・シュタルバウムは語ります。コンパクトで軽量、スタッキング可能で快適な座り心地を兼ね備えたアトリエチェアは、住まいから働く環境、公共空間まで、あらゆる環境において変わることのない普遍的な存在です。
用途を選ばない多目的性
軽量で持ち運びが容易、スタッキング可能な機能性、公共空間でも使用できる万人に向けた快適性を実現したアトリエチェアは、住まいのリビングやダイニングでの団らんや、ホームオフィスでの仕事や勉強、カフェやレストランでの食事など、あらゆる用途に対応する多目的性を備えています。
あらゆる環境に溶け込む汎用性
実用性と温かさを兼ね備えた木材は、どのような環境にもさりげなく馴染んでくれます。TAFが目指したのは、時代や環境に左右されることのない普遍的なデザインの創造でした。「美術館という特殊な環境とインテリア、珍しい作品に囲まれ、来場者は究極にシンプルなこのアトリエチェアに腰かける。什器としてだけではなく、世界展開を視野に入れた普遍的な製品を目指しました。はっきりとした用途や目的のために作られたものだからこそ美しく心地良いのです。」
コンパクトで軽量、スタッキング可能で快適な座り心地を兼ね備えたアトリエチェアは、住まいから働く環境、カフェ、レストラン、教育施設などの公共空間まで、あらゆる環境において変わることのない普遍的な存在です。
スタッキング可能な機能性と実用性
軽量で持ち運びが容易、7脚までスタッキング可能な機能性と大量生産可能な構造、シンプルで幾何学的なフォルムを兼ね備えたアトリエチェアは、住まいでも公共空間でもコンパクトかつ効率的に収納することができます。そのため、講堂や駅などの大人数の使用に対しても有効です。
経年とともに味わいを増す自然素材
アトリエチェアをはじめとしたアルテックのチェアは、自然素材である木材を主に用い、時を重ねることで美しさを増していきます。木材だけでなく、座面の革やファブリック、リノリウムもそれぞれが味わいを深め、「パティナ」と呼ばれる経年変化や痕跡は、積み重なる歴史や思い出とともにさらなる価値を製品に付加します。さらにアトリエチェアはサスティナビリティの観点から、輸送距離と燃料の消費を抑えるため素材となるビーチ材の産地であるイタリアで生産されています。
以下のリンクでは、アルテックのさまざまな「Universal Wooden Chairs / 普遍的な木製の椅子」をご紹介しています。
Universal Wooden Chairs / 普遍的な木製の椅子