世界中でモダニズム運動が沸き起こった1920年代、フィンランドにも工業化の波が押し寄せていました。建築家でありデザイナーでもあったアルヴァ・アアルトは、家具を大量生産するため、合理的な家具部品のスタンダード化と新たな技術が必要であると考え、家具職人オット・コルホネンとともに、フィンランド国内の自然素材を用いた曲げ木の技術の開発に着手しました。その結果「L-レッグ」という、無垢材を直角に曲げる技術が生まれました。
テーブルの天板や、スツール、椅子の座面など、家具の平らな面を垂直に支える「L-レッグ」は、さまざまな製品に応用され、アルテックの製品コレクションの基礎を築きました。1935年 のアルテック創業時より、その他の「L-レッグ」シリーズとともに生まれた「69 チェア」は、アルテックの椅子の中で、最も人気の高い椅子のひとつです。無駄な要素を削ぎ落としたシンプルなデザインで、用途や環境を選ばない多目的性と汎用性に優れています。
 

用途を選ばない多目的性

69チェアは、広くて快適な座面としっかりと身体を支えてくれる背もたれ、アルヴァ・アアルトが開発した「L-レッグ」を応用したシンプルなデザインで、住まいのリビングやダイニングでの団らん、ホームオフィスでの仕事や勉強、カフェやレストランでの食事など、あらゆる用途に対応する多目的性を備えています。

あらゆる環境に溶け込む汎用性

アアルトデザインに限らずアルテック製品は、シンプルなデザインと大量生産が可能な構造により、公共空間用か家庭用かということに関わらず、あらゆるシーンで使うことができます。カラーバリエーションが豊富、生地張りやレザー張りを選べる69チェアは、1930年代から現代まで、住まいやオフィスだけでなく、駅、レストラン、カフェ、病院、教育施設などの幅広い公共空間で、国や文化を超えて使い続けられています。六本木のブルーボトルコーヒーなど日本のカフェやレストランでも、69チェアに座ってコーヒーや食事を楽しむことができます。

好みの仕様にカスタマイズ

69チェアは通常仕様でもカラーや仕様のバリエーションを豊富に揃えていますが、お好みによって座面にファブリックやレザーを張ることができます。

69チェアの温かみあるバーチ材の座面には、お好みで生地やレザーを張ってカスタマイズすることができます。座り心地をさらに快適にし、用途や空間に合わせてラグジュアリーにもカジュアルにも装いを変えることができます。

経年とともに味わいを増す自然素材


69チェアをはじめとしたアルテックのチェアは、自然素材である木材を主に用い、時を重ねることで美しさを増していきます。木材だけでなく、座面の革やファブリック、リノリウムもそれぞれが味わいを深め、「パティナ」と呼ばれる経年変化や痕跡は、積み重なる歴史や思い出とともにさらなる価値を製品に付加します。

以下のリンクでは、アルテックのさまざまな「Universal Wooden Chairs / 普遍的な木製の椅子」をご紹介しています。

Universal Wooden Chairs / 普遍的な木製の椅子

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