品質に関して
フィンランド産木材について
アルテックの製品のほとんどはフィンランド産バーチ材を使用しています。
フィンランドは、国土の3分の2が森林で覆われ、100年以上に渡る計画的な伐採方針により、森林資源はむしろ増え、より豊かなものとなっています。
フィンランド産木材の美しさは、複数の樹種の混交林で育成する事や北欧の土に含まれるミネラル分の影響によるものです。
切り倒した木をゆっくり乾燥させることでその美しさを保ちます。こうした木々の中からおよそ樹齢80年のものをアルテックのプロダクトに使用しています。
木製家具について
アルテックは自社工場で無駄の無い木材使用を行なっており、端材は燃料に用いるなど、会社独自に森林の保全に貢献しています。
さらに木材の節や色の濃淡の出かたにより、使用する場所の選別を行っています。節や木目の出かたが少ないものは表面に、少し出ている場合は裏側等の通常の使用の際に見えない場所、大きく出ている場合は組み上げた際に隠れる場所や、カラー塗装するアイテムに使用しています。
クラフトマンシップについて
アルテック製品は手作業による一点物ではなく、工場で製造される量産品です。
とはいえ、製品の本質、そして何より素材は完全に機械によってオートメーション化された製造工程とは対極にあります。
アルテック製品は創業以来、一貫して厳しい品質基準の下、半機械化によって作られています。
つまり機械を用いながらも、多くの工程は人の手によるクラフトマンシップを経て生まれるのです。
したがって私たちは、それぞれの製品を完全に均質なものにすることが可能だとも、またそれが必要だとも考えてはいません。
素材あるいは製造工程で生じるわずかな違いは欠点ではなく、むしろおのずと生まれたアルテック製品の個性であると捉えています。
レザー製品について
最も自然な仕上げのナチュラルレザーは、牛に元々あるシワやたるみ、キズ、血管、毛穴などの痕跡がそのまま自然の刻印として残っています。
これは天然皮革の特徴となっていますが、特にナチュラルレザーは表面の加工をほとんど施さない仕上げとなっており、これらの痕跡が他のレザーと比べはっきりと現れます。
それが一枚一枚の革の個性や味わいとなります。経年により色が変化していくのも特徴の一つです。日光や熱での日焼けや手の油が染み込むことで色に深みが出てきます。
木製 / スチールフレームの椅子について
座面や背もたれとフレームをネジで固定している椅子の場合、座った際に若干のきしみ音が生じる場合がありますが、品質には問題ございません。
ファブリック/テキスタイル製品について
アルテックの全てのファブリックパターンは、規則的でありながらも手描きによる柔らかさが感じられるデザインです。
100%コットンのベース生地は、素材の特性上、生地の表面に小さな粒や不規則な織りが生じることがありますが、品質には問題ございません。
コットン生地
Weight 180 g/m²
Fastness to light Type 6-7
Fastness to rubbing Grade 4,5
キャンバスコットン生地
Weight 280 g/m²
Fastness to light Type 6-7
Fastness to rubbing Grade 4,5
アクリルコーテッドコットン生地
Weight 220 g/m²
Fastness to light Type 6-7
Fastness to rubbing Grade 4,5
セラミック製品について
アルテックのセラミック製品はポルトガルで手作業によって生産されています。
商品により小さな黒点やへこみ、塗装のムラ等がある場合がございますが、手作業による生産の証であり、品質には問題ございません。
真鍮製品について
115傘立てやゴールデンベルサヴォイなど、無塗装の真鍮製品は経年変化により表面が酸化し変色が生じますが品質に問題はございません。
素材の変化をお楽しみください。
2nd cycle (セカンドサイクル)の商品について
アルテックの2nd cycleの商品は、年月を経た美しさを維持する為に最低限の補修、クリーニングのみを施した状態での販売となります。
個々の特性をお楽しみください。
お手入れについて
下記リンクよりご覧ください。
Artek ケア&メンテナンスガイド