「木は眠ると美しくなる」-田根剛「スツール 60」が90周年を迎える2023年、フランス・パリを拠点とする日本人建築家、田根剛(ATTA - Atelier Tsuyoshi Tane Architects)が手掛けた90周年モデル「スツール 60 Sleeping Beauty − 眠れる森」は、スツールの素材として使用される樹齢100年にも及ぶ木への敬意と、経年変化による美しさに着想を得て生みだされました。これは、年月による豊かな痕跡を新たなスツールに宿す試みでもありました。
田根剛は、フィンランドバーチの座面と脚を、無塗装の状態で土に眠らせ、土が木材に与える影響を実験しました。日本の土壌をさらに細かい粒子に加工した土の中で眠らせた木材は、それぞれの土の性質に根ざした色調を帯びました。
幾多の実験と試行錯誤の中から熊本の鉄元という土によるブラック、美濃黄土のイエロー、岐阜の白泥のホワイトが製品化されました。

90周年に合わせ90脚限定で日本製作される「スツール 60 Sleeping Beauty − 眠れる森」は、Artek Japan公式サイトとArtek Tokyo Storeの店頭のみの発売です。

製品名:スツール 60 Sleeping Beauty − 眠れる森
色展開:ブラック / ホワイト / イエロー
シリアルナンバー入り
価格:121,000円
製作協力:SOLSO / MINO SOIL / カネ利陶料
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