AINO AALTO
美しき日常 "Kaunis Arki"の実現

2022年05月11日

Artek Tokyo 3rd Anniversaryでは、アイノ・アアルトの功績や人物像、彼女のすべての作品の根底に流れる「美しき日常 "kaunis arki"」という概念を、特別製品やオンライントーク、ウィンドウやインスタレーションを通してご紹介します。

Artek Tokyo 3rd Anniversary
ウィンドウ・インスタレーション
Aino Aalto from different angles with Takram

Artek Tokyo 3rd Anniversaryでは、店頭にて、世界を舞台に活躍するデザイン・イノベーション・ファームTakramとともに作り上げたウィンドウとインスタレーションをご覧いただけます。

Art&Technologyを意味するArtekのものづくりは、Design&Engineeringを強みとするTakramのものづくりにも通じるものがあり、今回コラボレーションできることを光栄に思います。建築家や経営者など、多彩な才能やいろいろな側面をもつアイノの作品やストーリーをいろいろな角度から見ることができるような動きのあるインスタレーションです。ぜひお越しください。ー Takram 緒方 壽人・成田 達哉

5/18(水) 19:00-20:00
ヘイッキ・アアルト=アラネン
オンライントーク

5月18日(水)19:00-20:00、フィンランドよりアイノとアルヴァ・アアルトの孫であるヘイッキ・アアルト=アラネンをゲストに招き、オンライントークを開催します。昨年、世田谷美術館、兵庫県立近代美術館で開催された展覧会「アイノとアルヴァ 二人のアアルト」を共催したギャラリーエークワッドの岡部三知代とともにアアルトファミリーの視点からのアイノ・アアルトとアルヴァ・アアルト、昨年フィンランドで発売した著書についてお話しをうかがいます。

日時:5月18日(水) 19:00-20:00
登壇:
ヘイッキ・アアルト=アラネン
岡部 三知代(ギャラリー・エークワッド 副館長、主任学芸員)
申し込みリンク:
https://aino-aalto.peatix.com/
※Zoom使用、通訳あり、参加無料

アイノ・アアルトは、建築家でありデザイナー、アルテックの創業者であり経営者、そして先鋭的な理想を掲げるモダニストであり、同時に2人の子どもの母である「モダン ウーマン」の先駆けでした。彼女の深く多彩な才能は、近年ようやく認められ評価を得るようになりました。日用品から大規模な公共空間まで、彼女が作り出すすべての物や空間の根底に流れる「美しき日常」という概念は、フィンランド語で “kaunis arki(カウニス アルキ)”と表現されます。

アイノ・アアルト
建築家でありデザイナー

アイノ・アアルト、旧姓アイノ・マルシオは、1884年にヘルシンキで生まれ、ヘルシンキ工科大学で建築、インテリアデザイン、プロダクトデザインを学びました。また、ランドスケープ、煉瓦工、家具や木工、建具の製作工場の研修も経験しています。ユバスキュラ市の建築事務所で働いていた彼女は、1923年、設計士として同市のアルヴァ・アアルト事務所に加わり、翌年には、アルヴァ・アアルトと結婚、二人の子どもに恵まれました。

二人は、夫婦として誰よりも近しく、そしてあくまで対等な立場として、共同でさまざまなプロジェクトに携わりました。両者の連名によって署名されたプロジェクトも多数存在した一方で、代表としてアルヴァ・アアルトのみがサインしたプロジェクトも多く、アイノ・アアルトの名前と役割が世に明らかにならない場合もありました。

彼女のノートやスケッチ、撮影した写真からは、アアルト設計事務所のインテリアデザインの一部は彼女が中心となっていたことが分かります。「マイレア邸」、「サヴォイ レストラン」、「パイミオ サナトリウム」などの著名なプロジェクトもその一例でした。

アイノ・アアルトが1932年にパイミオサナトリウムのプロジェクトのためにデザインした「606 サイドテーブル」は、そのような彼女の仕事の中から生まれた製品です。606サイドテーブルは、スチールチューブのフレームとバーチ材合板の天板で構成され、まるで欠けはじめた満月のような美しいフォルムをしています。当時は、靴を履き替える際に腰掛けるスツールとして使われていました。

Artek Tokyo 3rd Anniversary では、今年90周年を迎える606サイドテーブルの特別カラーを発売します。パイミオサナトリウムの内装に使われたグレーを天板に展開した特別カラーのパイミオグレーは20台限定発売です。

アルテックの創業者であり
アートディレクター

1935年にアルテックが設立され、アイノ・アアルトは創業者兼アートディレクターとして、アルテックのマニフェスト樹立に主導的な役割を果たしました。翌1936年、ヘルシンキにオープンしたアルテックの店舗とDrawing Officeとよばれたインテリアデザイン部門において、 彼女の美的センスと価値観は遺憾なく発揮され、それが現代まで「アルテックらしさ」を司る鍵となりました。アルテックの美学の基礎を築いたのはアイノ・アアルトであり、彼女なくして、アルテックのマニフェストに示されている目標の実現は不可欠でした。

「ゼブラ」は、バウハウスの織職人でありデザイナーでもあったオッティ・バーガーによってデザインされた生地です。1930年代にアイノ・アアルトがヨーロッパへのリサーチの旅でこの生地を見つけ、アルテックの製品と店舗に取り入れました。「ゼブラ」は現在もなおアルテックの定番のファブリックとして愛され、さまざまなアイテムに展開されています。

アイノ・アアルトは、多種多様で幅広い経験を通して、全体的な視点からインテリアやデザインを捉え、空間や面積、用途に応じてアルテック製品のサイズや仕様のカスタマイズを手掛けていました。

Artek Tokyo 3rd Anniversaryでは、コンパクトなサイズの家具を選び、アイノ・アアルトが愛した自然に着想を得たダークグリーンとピスタチオ2つの特別カラーでご紹介します。

二人の子どもの母
自然と自然素材への愛

1934年、アイノとアルヴァ・アアルトは、ヘ ルシンキ郊外の海辺の町、ムンッキニエミにあるリーヒティエ通りに小さな土地を購入し、自邸を建設しました。1936年から1990年代まで、アアルト夫妻のデザイン哲学が詰まった自邸に、アアルトの家族は暮らしていました。今では「アアルト自邸」として誰でも見学をすることができます。ふんだんに使われた木材やレンガなどからは、自然や自然素材の温かさや心地よさを感じることができます。アアルト自邸2階の南向きのベランダには、アイノ・アアルトがデザインした大きな白い植木鉢が2つ、今も静かに佇んでいます。

この植木鉢は、1937年のパリ万国博覧会で展示され注目を集めたものの、当時は製品化にまで至りませんでした。アルテックは、アイノとアルヴァ・アアルトの想いを継承し、2017年、屋内用として2つの形と3つのサイズで「リーヒティエ プラント ポット」として製品化しました。

アイノ・アアルトは、フィンランド語で「桜」を意味するテキスタイル「キルシカンクッカ」など、自然から着想を得たモチーフを多く生み出しました。自然とともに生き、自然とともに暮らし、その中からデザインを紡いだアイノ・アアルト。その想いは、彼女が生み出した家具、ガラス製品、テキスタイルのなかに脈々と息づいています。

機能性と人間性の融合
美しき日常 "Kaunis Arki"

アイノ・アアルトは機能主義に、温かみ、心地よさ、親しみやすさを加えて調和させた、柔らかく穏やかなモダンインテリアを確立しました。無駄を削ぎ落した簡潔なシンプルさと人間性の組み合わせ、それこそが、美しき日常 "kaunis arki"の実現でした。


アイノ・アアルトは、その幅広い多彩な役割を活かし、日々の暮らしの中に美しさを見出しました。異分野かつ多方面に及ぶ役割と責任を見事に統一しまとめあげたのは、彼女の比類なき才能のなせる業と言えるでしょう。それは、実用的な日用品、面積が限られる住宅のインテリア、先進的な公共空間の設計など、彼女が携わったすべてのデザインに反映されています。

美しき日常 "kaunis arki"を実現するデザイン、それは暮らしをより良くするために欠くことができないもの。アルテックらしさは、アイノ・アアルトの主導のもと確立され、現在も尚、ひとつの柱として貫かれ揺らぐことはありません。

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